top of page

新月9ドラマ「HERO」

どうもお久しぶりです。

「なんだかんだ木村拓哉はカッコいいんじゃないか派」の住谷です。

木村拓哉・・・・「カッコつけすぎ」「若作りしすぎ」「どんな役をやっても同じ演技」とか諸々意見はあると思いますし実際自分もそう思います。なんていうか僕が15年以上前の小学生の頃から「キムタク=格好いい」っていう図式が出来上がってて、それを言おうものならミーハーかっ!なんて否定されるような風潮があったのは覚えていますし今でもその風潮は感じます。

ただ42歳のおっちゃんであんなに雑誌などでキメれて、歌って踊れて視聴率男としてのプレッシャーの中演技もできる(上手いか下手かは置いといて)人って言うのはなかなかそうはいないと思います。普段出してるあれが素の自分なのかどうかはわかりませんが「木村拓哉」っていうものを演じきってる姿勢にも好感を持てます。

・・・まぁぐだぐだ言ってはいますが自分はそっちより高田純次みたいな男になりたいですけどね。

ただキムタクって実際よく考えたらカッコいいよってことです。

そして今日は画像のこれ!!!!HERO!!!!!!

化け物ドラマ「HERO」  

皆さんご存知、元は2001年の木村拓哉・松たか子W主演の検察ドラマ。

全話の平均視聴率は34%を超え(単発じゃなくて全話です!!!)、主題歌のcan you keep a secret/宇多田ヒカルは140万枚の大ヒット(どこぞのA〇Bとはわけが違う)。踊る大捜査線よろしくキムタクがドラマ内で着たオレンジのダウンがバカ売れする(自分の周りでは叔父さんが着ていました。)という大ヒットドラマ。

時代が違うと言ってしまえがそれまでですが、最近のドラマの視聴率と影響力では考えられないほどの社会現象を巻き起こし、最近の子でも見たことはなくても耳にしたことはあるというようなドラマなんです(先週ハマケンが全く聞いたことも見たこともないと言い出し2014年上半期2番目の驚きでしたが。(一番はなかじの交際宣言))。

そして肝心の主演の木村拓哉はロングバケーション、ラブジェネ、ビューティフルライフと続けて高視聴率を叩きだし、このHEROで「視聴率男」の名声を当時不動のものにします。

・・・・・・そういえばキムタクが工藤静香と結婚した時小学校で一日泣いてる女子おったなぁ。

検察官(検事)とは  

そもそも主人公の役割の検察官(検事)。自分もそうですがこれがそもそもよくわからずドラマを見てる人が多いように思います。簡単に調べたのをまとめると

・警察官が捜査した事件の情報を照らし合わせて「裁判所に起訴(罪状〇〇で懲役△△年を求刑する事)する権限」と、そもそも「裁判にかけないという不起訴にする権限」を持つ(警察は捜査だけで罪状懲役うんぬんを求める!!というのはできない)。

・犯罪の真相をより深く究明し、的確な罪状とそれに見合った求刑をしなければならない。そのためにあらゆる事件・犯罪を捜査できる権限も持つ。しかし実際の仕事内容は1日に20以上の事件を裁かないといけないので9割がデスクワークである。

・もちろん最難関の司法試験に合格しなければならない。

ってな感じで言い方は悪いですが人の人生をさじ加減ひとつで決められるような超絶権限が与えられた超エリートのお堅い仕事です。

内容  

その一般的にお堅い9割デスクワークのネクタイスーツビシっとした仕事を、ジーパンにTシャツ着て完全現場主義で仕事をこなすのが木村拓哉演じる久利生公平。訳あって高校中退で最終学歴中卒の型破り検察官です。

そして久利生検事の担当事務官(補佐役みたいなもの)が松たか子演じる雨宮舞子

役割を簡単に言うなら久利生は効率が悪くても書類ではわからない現場の雰囲気を自分の足で歩いて感じ、被害者や犯罪者の気持ちになって考えていくようなタイプ。

雨宮はガッチリ合理主義。序盤では久利生のやることなすこと全てに「検事とはそんなことしません!!無駄話はしないでください」とか言っちゃうタイプ。一般的な「検事とはこういうイメージ」って言うのを体現したキャラ。まぁXファイルのモルダーとスカリーみたいなもんです

そして肝心のHEROの内容の大筋は、雨宮の堅苦しさが気に食わない久利生と久利生のやり方が破天荒すぎて気に食わない雨宮が一緒に事件を解決していくうちに次第にお互いを理解していくというもの。その大筋に他の検事のエピソードや事件のエピソードがコミカルに肉付けしていくってな感じで一話完結です。最近のドラマみたいに全エピソードを通して裏で大きな事件が!!!的なものもありません。

脇を固める俳優も魅力的で阿部寛、大塚寧々、八嶋智人、小日向文世、勝村正信etc.

見た人ならわかると思いますが基本的にコミカルです。多分やってる内容がお堅い分、雰囲気はコミカルにしようと作られてるんでしょう。セリフ回しやカット割りが割とポンポンとリズミカルに進むので一話一話もだれずにスッキリ最後まで見れます。

余談ですが最近は過剰に人の心情を煽ったり、グロテスクなまでに行き過ぎた表現をして半ば怖い物見たさで視聴率を取るドラマが多い(証券マンの下品な土下座ものとか過剰復讐家政婦ものとかファッション雑誌連載でどすグロ女の戦争ものとか)ですが、あんな過剰にやらなくてもしっかりストーリーやテンポで面白いと思えるドラマがもっと増えてほしいもんです。熱演や怪演が名演技・名作品ってわけでもありません。

っとまぁ脱線しましたが僕の中でHEROはドラマとして配役からテンポ、ストーリーが本当に良くできている作品です。化け物ドラマというのも納得。見りゃ「あぁそりゃ数字取るわ」ってな構成力です。

HERO2  

そして2014年現在、月9でその続編がやっております。

大まかな流れと変更点

・まず基本的に木村、小日向、八嶋以外はメンバーチェンジ。

・久利生は前シーズンに起こした問題の責任から全国の支部をたらい回しにされており、ようやく城西支部に帰ってきた。

・雨宮は劇場版終了後から今シーズンの間に久利生と恋愛関係になったような描写があるが上手く行かなかった模様。まだ出演はなし。

・その雨宮の代わりに久利生の補佐を務めるのが今回のヒロイン北川恵子演じる麻木千佳。雨宮よろしく久利生のやり方に不満を感じるお堅いキャラ。

・勝村正信演じる江川は出世し特捜に昇進。

・児玉清演じる次席検事は死亡した設定になりその席には角野卓造演じる牛丸が昇進し就任。(児玉清は実際に2011年に死去)

・前シーズン、城西支部の警備員だった井戸秀二はあれから担当事務官に役職チェンジ。主要メンバー入り。

・有名な「あるよ」のセリフのバーテンは全シリーズ皆勤賞。今回もいます。

・基本的に新メンバーのキャラは全シリーズのキャラに乗っ取ってできてます。おちゃらけ担当、大人の恋愛担当、ヒロインに片思い担当etc.

等々。

という感じで、メンバーが変わった理由が設定上、昇進や転勤などで自然に見えます。俳優を変えて同じ役をやるというような無茶はしないようです。

それにまだ3話目ですがこれから過去メンバーも続々と出てくるみたいなので続きが気になるところ。

そもそもいったい誰が出てくるのか?雨宮とはどうなったのか?麻木とはどうなるのか?!

なんかフジテレビの回し者かというくらいべた褒めした記事でしたが少しでも興味が出てきたのならどうぞご覧ください。一話完結なんで多分大丈夫ww

bottom of page