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今週のツタヤ

お久しぶりでございます。

いや~~今日は暖かい小春日和ですね。

皆さん、雪も通り過ぎ、花粉がちらほら舞い散る今日この頃いかがお過ごしでしょうか?

前回から約3か月程空いてしまいした。その間に年号をひとつ跨ぎ、歳も一つ食ってしまい、もうご無沙汰過ぎて、結局あいつのブログは気まぐれか!?もう飽きたのか!?等々ありましょう。わかりますわかります。えー、はい。わかります。

まぁ・・・飽きてはいませんが、もとより気まぐれですこのブログはw

書きたい時に書く!!ただそれだけです。

とは言ってもこの3ヶ月なんも書いていなかったわけではありません。ホビットやら6歳のボクが大人になるまでやらちょこちょこ映画評は書いてはいたんですけど、年末年始からゴタゴタ続きでアップロードできず、そんなこんなしている内に記事は鮮度を失い、タイミングも逸し・・ってな感じで今に至ります。もし何かきっかけがあればまたアップしようと思います。

ということで今回は!!!公開中の映画の紹介ではなく、この沈黙(?)の3ヶ月の間にツタヤで借りて見ていた映画の中から「これは見るべき!」というモノをいくつか紹介しようと思います。

※コメントや感想などは絶賛受け付けているこのブログですが、今回に限り「そんなの見てる時間があるなら記事をアップする時間ぐらいあっただろう」という批判だけは受け付けません。

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【her/世界で一つの彼女(原題:her)/ 2013/ 米/ カラー/ 120分/ 監督:Spike Jonze】

近未来のロサンゼルスで、セオドア(ホアキン・フェニックス)は相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。長きにわたり共に生活してきた妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れ、悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と出会う。次第にセオドアは声だけで実態のない彼女の魅力のとりこになり……。(シネマトゥデイより)

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 このあらすじだけ読むとこれからサスペンスが始まりそうな感じにも取れますね(笑)

簡単に言ってしまえば、離婚し、生活がモノクロになっていた主人公がたまたま購入した最新式の喋るコンピューター(OS)に真剣に恋をするというラブストーリーです。

まずこの監督の持ち味でもある、「現実と全く変わらない風景なのになにか違和感がある。」から来る「あれ?なんか現代が舞台だと思ってたけど、もしかしてちょい近未来?」って最初に気付くまでの持って行き方が秀逸。空飛ぶ車やら、見たこともないデバイスを操る描写を見せて一気に最初から未来を映す方法はいくらでもありましたが、この映画の「未来かこれは?」って思わせるシームレス感は素晴らしい。今でさえスマホに話しかける時代になってきているのでその「気付き」があった後も現代の延長線として違和感なく見れること間違いなし。

っとまぁ「これ、近未来か?」なんてことはこの話のほんの些細なスパイスの一つにしかすぎず、本筋は人との関わりであったりラブストーリーです。AIとの恋愛なんてこれまで数知れず、よくあるネタですがそこはスパイクジョーンズ。うまいこと見せていきます。全てが嫌になっても、何かとの繋がりを持たずには居られないというのが人間の性(さが)。「AIと関係を深めていく、はたから見たら寂しい男」ではなく「どうやっても何かと関係を持ってしまう(持たずにはいられない)人間の性」を描いています。そんな主人公がAIとの関係を持って行くにつれ、恋は盲目なんて言葉もあるように、周りから見ても超順調なんて時は、恋人との関係をうまくコントロールできているだとか思いがちではありますが、そのじつ依存しているのは自分だったり、自分が知らない間に恋人が急成長していたりして戸惑うこともよくある話。今回はその相手がOSに入ったAIだったというだけ。

 結末もスパイクジョーンズらしく、ジュガー&スパイスのようなビターな後味を残してくれます。多分この話を日本で映画化なりアニメ化するってなれば、きっとそんな積み重ねてきたものも台無しにするハッピーエンドにしてしまうのでしょう。そんな上手さの積み重ねとオシャレな雰囲気、そして最後のビターな後味は是非ちょっと夜遅めの時間に見てください。映画だから体感できる演出のうまさというものが味わえます。

最後に。このAI(サマンサ)は声しか出てきませんがその声をスカーレット・ヨハンソンがしています。現在のSiriなどを前提に考えていると、あまりにもハスキーボイスで、肉感的で・・・要は魅力的です。こんな声で劇中に出てくる粋な口説き文句やら接し方をするOSが出たのなら、誰だって買うわ(笑)そう、男ならね。

【グランド・ブダペスト・ホテル(原題:The grand Budapest hotel)/ 2014/ 独・伊/ カラー/ 100分/ 監督:Wesley Anderson】

名の知れたホテルのコンシェルジュであるグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)はマダム・D(ティルダ・スウィントン)と一夜を共にする。その後、マダム・Dは何者かに殺されてしまう。彼女は遺言で「リンゴを持つ少年」の絵をグスタヴに譲ろうとした。しかし、マダムの息子ドミトリー(エイドリアン・ブロディ)はグスタヴに母を殺した罪を着せて復讐しようとしていた。グスタヴはドミトリーに絵を奪われないように、ベルボーイのゼロ(トニーレヴォロリ)とその思い人のアガサ(シアーシャ・ローナン)の力を借り、ヨーロッパ大陸を飛び回るのだった。(wikipediaより)

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 はい、おしゃれ(笑) 

見てもらえばわかると思いますが、herとはまた違うおしゃれ映画です。とは言いつつ、そんな「おしゃれ」なんていう言葉では書ききれないほど色んな見方ができる一本です。

 まずはおしゃれといった通り、ウェスアンダーソン特有の世界観。ティムバートンの映画を見たら監督が誰かわからなくても「これはティムバートンだな」とわかるように、ウェスアンダーソン作品もそんな世界観があります。例をあげるなら細部までにこだわり抜いたおしゃれな小物。不自然なほどに左右対称なカットの数々。そしてそれを正面から固定カメラで撮る映像。これらをニヒルなコメディタッチで展開し、見せ方もアニメを交えたり、わざと陳腐なストップモーションを使ったりしながらテンポよく「おしゃれ」に見せていきます。さながら可愛く楽しい飛び出す絵本のような映像。

 しかし見終わった時の感想は「おしゃれ」「ポップ」というような単純なものではないでしょう。それは架空の国が舞台とは言え、暗に映画の背景にあるのは第二次世界大戦、ユダヤ人の迫害、そして国の分断があるから。また最後のエンドクレジットでシュテファン・ツヴァイクにインスパイヤーされて作られたことが字幕で出てきます。ツヴァイクがどんな人かというのはwikipediaなどを見てもらうとして、この字幕が最後に出てくることからも、何も知らず、おしゃれでポップに痛快な映画として見るのも楽しいですが、ツヴァイクという人物がどのような人生を送ったかを知ってから改めて見ると映画の奥行きが「ここまで広かったのか!?」と気づけて、また感心できます。

このような暗い背景を持った砂糖菓子のような甘い世界を楽しめる良い映画です。

【ジョニーは戦場へ行った(原題:Johnny got his gun)/ 1971/米/カラー/ 112分/ 監督:Dalton Trumbo】

ジョニーは徴兵により愛する人と別れ、第一次世界大戦へ出兵する。しかし激しい戦闘の最中、避難していた防空壕に爆弾が落ち、目、鼻、口、耳を失い、後に怪我の悪化から両手、両足まで失うことになる。暗い病室に閉じ込められ、自ら体を動かすこともできず、触覚以外の五感も全て失ったジョニーは次第に現実と思考との垣根がなくなり、死を望むようになっていく。しかし、そんなある日、暗い部屋に閉じ込められていたジョニーの体に、看護師が偶然開けた窓から日の光が当たる・・。

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 この映画は戦争を賛美する映画でも、英雄がいたという映画でもありません。戦争の悲惨さをただただ伝えるための反戦映画です。悲惨な現状を描いて、訴えてきた戦争映画はたくさんありますが、戦争で自分が怖いと感じるものは何だろうと突き詰めて考えたとき、この映画の主人公の状況になることを想像することほど訴えられるものはなかったかもしれません。目も見えず、匂いも嗅げず、物を食べることも、喋ることも音を聞くこともできない。しまいには歩くことも出来ず、何かをつかむことも出来ない。できることはただ自分の体に何かが触っているかどうかがわかるだけ。

 この映画では現在の5体不満足の状態をモノクロで、過去の戦争へ行く前を回想するシーンはカラーで描かれています。意識がはっきりしていてちゃんと考えられる内はちゃんと分けられている回想と現在も、次第に自分の現状、これからの人生に絶望していき、意識も混濁していくとその境界線も曖昧になっていきます。そして一筋の光が当てられてからの結末・・・・。ここまで戦争の悲惨さ、無慈悲さを心に訴えてくる映画はなかなかないでしょう。戦争映画好きを公言する人はいますが、この映画を見ずにそれを公言するのはやめたほうがいいでしょう。戦争がもたらすものをこの映画では垣間見れるかもしれません。

最後に、この映画が1970年代初期に作られたことも凄いことです。ベトナム戦争真っ只中で当時も戦争万歳、アメリカ万歳という社会情勢だったにもかかわらず、それを真正面から全否定するような映画ですから。それを表すように第二次世界大戦中に出版された原作は発禁、監督も逮捕されています。

 ちなみにこの監督、自分で作品もたくさん書いており、その中にはローマの休日やスパルタカスなどの名作もあります。しかし自分で監督して映画化したのはこの作品だけ。戦争と真っ向から戦った監督の唯一の作品、是非ご覧あれ。

【ガーディアンズオブギャラクシー(原題: Guardians of the Galaxy)/ 2014/ 米/ カラー/ 122分/ 監督: James Gunn】

自らスター・ロードと名乗るトレジャーハンターのピーター・クイル(クリス・プラット)。ピーターは無限の力を持つパワーストーンのオーブを入手するものの、その後逮捕され刑務所にぶち込まれてしまう。ピーターは天才メカニックのロケットら刑務所で出会った仲間と脱獄するも、オーブの力で宇宙を滅亡させようとする強大な悪と戦うこととなり…。(シネマトゥデイより)

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 久々に気持ちいいワクワクエンターテイメントでした。スタートレックやエンダーのゲームなど最近もSFで良作はあれど、SFというジャンル自体がどこか飽和状態の中、ガーディアンズオブギャラクシーはギミックに富んでピリリと演出が効いた近年稀に見るスペースオペラに仕上がってます。どこかで読んで感想ですが「宮藤官九郎が作ったスターウォーズ」というのは面白いかなどこか言い得ていると思います。

 ストーリーとしては宇宙を支配できてしまうほどの力を色んな勢力が奪い合うという話。相関図を理解するまではゴチャゴチャしてしまいますし、そもそもスペースオペラ自体今や古臭いと感じられる昨今。しかしそれらを全部逆手にとってビルドアップというか・・・リブートさせています。ちゃんとSFしてる銀河感。あえて出しているレトロ感(スベってない)。既視感や見飽きた感ではなく、どこか懐かしいスペースオペラ。映画冒頭、主人公がウォークマンでcome and get your loveを聞きながら歩き、引きの絵で仰々しいくらいに大きい文字で突然GUARDIANS OF GALAXYと画面いっぱいに映し出されるオープニングを見て「フォ~~~!!」となれば、100パー楽しめます(笑)僕自身このOPは100万点でした(笑)細かい説明や描写などはなかったりしますが、これはそこに突っ込んだり気にしたりする映画ではありません。わからないことがあったっていいじゃないか、大筋がわかるんだからいいだろ?っていう映画です。まぁスペースオペラというのは往々にして説明不足なもんですけどね。

 そして映画を見てから思うことですが、本当に日本での洋画の広報って糞です。今作でも日本のCMを見るとアライグマが世界を救うみたいなニュアンスになってしまっています。まぁあながち間違っちゃいないんだけれども、映画をちゃんと見た人なら絶対にあぁいうCMは作らないはず。あと芸能人の素人声優。台無しです。「初めてなので頑張りました」とかいりません。役者や監督に失礼とすら思います。映画によっては吹き替えが良い物もありますし、吹き替え自体僕も嫌いではないです。しかしこの映画じゃないですがLIFEの日本語吹き替えの岡村隆とかなぜか全編大阪弁で吹き替えしている始末。アメリカのどこかの訛りを話す主人公なのかもしれませんが(そうかはわかりません)、聞いていられませんでした。何か利権か宣伝かお約束が絡んでいるのでしょうが、せめてプロがやってほしいと思います。家を作るときにその辺の作りたい人に作らせずに、ちゃんと大工さんが作りますよね?それと一緒です。

 まぁ憤慨しましたがガーディアンズオブギャラクシーは素晴らしいです。僕自身、スパイダーマンもちゃんと見たことないMARVEL初心者でしたが、そういう周りのシリーズものはほとんど関係なく見れるので、そういうところでも距離を置いている人がいたら是非見てください。

【WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜(原題:神去なあなあ日常)/ 2014/ 日/ カラー/116分/ 監督:矢口史靖】

高校卒業後の進路を決めあぐねていた平野勇気(染谷将太)は商店街でたまたま見つけた林業専門学校のポスターに移っているモデル(長澤まさみ)に一目ぼれし、何の考えもなしに林業の世界に足を踏み入れる。なんとか学校を卒業するも配属された仕事場は携帯の電波も届かない田舎で、昔気質で職人肌の飯田与嬉(伊藤英明)が仕切る過酷な現場であった。広大な山の手入れやヒル、田舎暮らしに慣れず何度も逃げ出そうとするも、次第に林業の魅力に気づいていく・・。

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 まずは林業というテーマを持ってきた矢口監督のチョイスが光っています。ウォーターボーイズからスウィングガールでの青春感とハッピーフライトで確立したジョブムービーの要素がうまく掛け合わされています。林業という恐らくほとんどの人が詳しく知らない職業を軽快にわかりやすく紹介し、映画の最後のほうで主人公が考えを改めるシーンでは「林業はこんなにも観客であるあなたの身近にあるものなんだよ」と2時間前には無知だった自分のすぐ横にストンと林業を置いてくれる、そんな映画です。欲を言えばもう少し、林業アルアルやトリビアを入れてくれてもよかったかもしれません。

 そして伊藤英明ファンなら必見なほどに今回の伊藤英明は男オトコしてます(笑)多少大げさ感があるもののあそこまでのたくましさがないとあの畏怖というか説得力がないので今回のあのたくましさはギリギリありでしょう。林業にひたむきな伊藤英明はカッコいいです。

しかしいただけないのは長澤まさみ。最近女優として一皮むけていただけに残念。とあることで心に深い傷を負った女性役なのに、いまいちそれが伝わってきません。ツンデレキャラのはずなのに、ツンの時点で魅力がない。それではただのウザったい、めんどくさい女性になってしまいます。実際なっています。「電波も通じない閉鎖的な片田舎にいる心に傷を抱えた美人」・・・・設定上いくらでもチャーミングな部分は出せそうなものなのに・・・勿体ないです。主人公の染谷将太の演技は、正直うざいです(笑)でもこの映画の主人公は都会から田舎に行き、全てをナメきっているという設定なのでそのウザさはマッチしています。あれが素ではなくちゃんと演技からくるウザさなら大したもんです(笑)

 色々マイナスなことも書きましたがジョブムービーとしては良くできてます。林業というチョイスから分かるとおり、「知らなかったけどこういう世界があるんだ」と素直に感じられますし、日本人なら切っても切り離せない世界でもあるので、そういう意味も込めて是非どうぞ。

【風立ちぬ/ 2013/ 日/ カラー/ 126分/ 監督:宮崎駿】

大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。(シネマトゥデイより)

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 これはロードショーでやっていたので書こうと思います。宮崎映画に関して書こうと思うと非常にうんちく臭くなったり、あーだこーだこれが正しいやら、あれがメタファーやらとめんどくさくなるので単に感想だけを。

まずこれはツイッターでも書いたことですが、堀越二郎の声が棒読みすぎる件。これに関してはあれでいいと思います。劇中の堀越二郎は出世欲もなく、好きなことだけをしていたい性質。愛はあるもののデリカシーはないし、偏食。自分の妄想に入ると周りの音も聞こえなくなり、他人に共感するそぶりもほとんどない。いわば変人、または生粋の天才肌なので、声に抑揚のある共感しやすい普通のキャラになってはいけません。

 またそれはこの映画の根本の部分に通じるところでもあります。堀越二郎が宮崎駿の投影で、その世界を映画にして見せてくれているというのは火を見るより明らか。この映画は展開においても一切説明もなく進み、終わります。「天才の世界というはどういうものか。」ということを一方的に見せて終わるのです。だから宮崎駿自身はそこに共感してほしいやら、理解してほしいという意思はないはずです。主人公を棒読みにして、ストーリーもほとんどなく、出来事への説明もせず、観客をあえて突っぱねたのですから。それでもそこから何か読み取って興味のある人だけ来ればいいというのがこの映画です。

 しかし凄いのはここから。ここで何かを読み取った人は大変です。私もこれまでいろいろハマッて調べましたが、伏線や演出のこだわりが出るわ出るわ。世界情勢、芸術的描写、演劇、音楽、芸能、文学、戦争・・・etc. 何も意味のないシーンはないんじゃないかと思えるくらい盛り込まれています。それを知ってから見ると一見意味の分からない話も全て繋がっていきます。これを技術や才能がない人がやると、しょうもないサブカル系オナニーみたいな映画になるのに、宮崎駿はちゃんと綺麗に自然にそれらを融合して一本の映画にまとめ切っていることに気付くでしょう。感嘆の一言です。一回映画を見て「なんじゃこりゃ?意味わからん・・・けど宮崎駿の世界は好き」って人がいたら、是非ネットで調べてから見てください。きっと宮崎駿のこだわりに驚くことでしょう。

 最後に。 宮崎作品の女性はほとんどが意志が強く、忌憚なく自分の意思がある女性ですが、今回も例にもれず菜穂子はそうです。物わかりがよく、全てを許してくれ、「天才の伴侶とはそうあるべき」ということの理想像のような自己犠牲的女性。しかし今の日本にはそんな人はもういないだろうなと思いつつ、そもそも現代でそんなことを女性に求めること自体がもう「違う」んだろうなとかまで考えてしまいます・・。

っとまぁ、一見すごいのかよくわからないけど実際めっちゃすごい映画として是非ご覧ください。

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いかがでしたでしょうか??

時間のある時、何か映画を見ようと悩んでる時の参考になれば幸いです。

一応見て損はない物を選んだつもりです。一応今回は割愛しましたが他にも500日のサマーとかインビクタス、ミレニアム(スウェーデン版)シークレットサンシャインなどもお勧めです。

本なども紹介したかったんですが、長くなってきたからまた次回。

さよなら、さよなら。

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